毎日絵本を読んでいるけどこの読み方でいいのか悩んでいるパパママ必見!その読み方、実は逆効果かも!?効果的な読み方とは?

そもそも絵本とは

本屋さんや図書館に行くと本当にたくさんの絵本がありますが、この中に適当に作られた絵本は一冊もありません。すべての絵本は読んでくれた子どもが楽しめるように、また子どもの発達のために、絵本のプロがしっかり考えて考えて作られたものです。

だから私たち親は、作者と子どものコミュニケーションの手助けをすることを意識しましょう。もちろん絵本を読んでいるパパママのことを否定しているわけでは決してありませんが、主体はあくまで作者と子どもであることは覚えておいてください。

読み方1:持ち方

絵本を読むためにはまず絵本を持たなければなりません。この時に気を付けるポイントは2つです。

①子どもにとって絵が見やすいこと

絵本は、絵と文がセットになっていますので、絵が見えないと意味がありません。自分も文を読みやすくかつ子どもが絵を見れるように持ちましょう。自分の横に絵本が来るようにし、片手で絵本を持って片手でページをめくるようにするとやりやすいです。また、読み始めるときに子どもが絵を見れているか、子どもの視線を見て確認しましょう。

また、読み進めていくにつれ文を読むために絵本が上を向いてくることがあります。こうなってくると絵が見えなくなるので常に子どもが絵を見れているかを確認しながら読んでいきましょう。

僕自身も絵本を毎日5冊以上読んでいますが、家にある絵本の一部は文を覚えてきているので、ほとんど子どもを見て読むこともあります。そうやって子どもの反応を見ながら絵本を読むのも楽しいです。


②絵本をしっかり固定すること

絵本の内容で動きのあるもの(台風で風がビューンと吹いているときや、ぐるぐる回る場面など)を読むこともあり、そういったときはつい絵本をその情景に合わせて動かしてしまいがちです。でも、絵本は絵をしっかり見る必要があるため、見えにくくなるように絵本を動かすのはNGです。しっかり固定して読みましょう。ただそのページに「絵本を動かしながら読んでください」などの注釈がある場合はそれに従ってOKです。

子どもは絵を見るのに集中していますので、それが動いてしまうことによって集中が途切れてしまうことがあります。できる限り絵本に集中してもらうためにも絵本は極力動かさないようにしましょう。

また、絵本の後ろにテレビなどの動きのあるものがあるとそっちに興味が行ってしまうので集中力を切らさないためにも絵本を読むときはなるべく後ろに何もないように座るのがいいです。

読み方2:読み方

実際に読むときに気を付けるポイントは1つです。

①絵本に書いてあることを「そのまま」読む

絵本の文は非常に短いです。この短い文の中の一文字はメチャクチャ貴重なものなので、作者は一文字にまで全力で選んでいます。だから、作者の伝えたいことが詰まった短い文を、必ず「そのまま」子どもに伝えましょう。そうすることで作者の意図が子どもに伝わりやすくなります。勝手に文字を変えて読むことは絶対にしないでください。絵の説明なども不要です。子どもから何か話してきたときはそれにこたえる形で対応していますが、ことらから絵本の内容以外のことを話さないようにしましょう。

最近は子どもに語り掛けることも流行ってきているような印象がありますが、これもあまりよくないとされています。理由は作者のメッセージを伝えにくくなり、子どもの集中が絵本に入ることから表現することに変わってしまうからです。

子どもは話しかけられることによってその返事を考えますが、そこで自分が表現できないようなことがあるとそこでもどかしさを感じてしまい集中できなくなります。子どもはまだ表現できないことも多いので注意が必要です。また、聞かれたことが分からない場合はそのことを伝えにくく何も話してくれなくなり絵本を読むテンポが悪くなります。

時々ゆっくり読む方もいらっしゃいますが、子どもは集中が長く続かないため読むのに時間がかかると途中で飽きてしまいます。子どもが集中しやすい速さがどれくらいなのかを意識して速さを調節するようにしましょう。慣れないうちは少し早口くらいでもちょうどいいかもしれません。

また、子どもが0歳のうちは普通の速さではページをめくる前に飽きてしまって絵本を見なくなることもありますので、文を(あまり)読まずに高速でページをめくるという読み方もあります。子どもが小さいうちは時々試してもいいかもしれません。

絵本の文で大きさや間隔が違っているものも同じように「そのまま」読みましょう。大きな文字は大きな声で、小さな文字は小さな声で読みます。それ以外の普通に書いてある文は普通に読みましょう。ただ、セリフは感情を伝えやすくするために少し抑揚をつけることが効果的です。

読み方3:終わり方

終わり方のポイントは1つです。

絵本を読み終わるときは余韻に浸りながらゆっくり本を閉じるようにしましょう。子どもはこの時間でその絵本を振り返ります。この時間はその絵本について自分で考えたり感じたりする時間ですが、前にも書いた通りそれを表現するのは難しいため感想は聞かないようにしましょう。

絵本は読みっぱなしでOKです。ただ、感想を言ってきた場合はそれをそのまま受け止めてあげましょう。どんな感想であれ否定する必要はありません。

まとめ
  • 読み方1:持ち方・・・・・絵が見えるように絵本を固定する
  • 読み方2:読み方・・・・・「そのまま」読む
  • 読み方3:終わり方・・・・読みっぱなしOK!

せっかく絵本を読むのですから、できる限り効果的に読みたいですよね。毎日大量に絵本を読むこともあるので、絵本についてしっかり勉強してみるのもおもしろいですよ。

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